ウィルスや細菌は、低温・低湿度を好むため、冬は感染症が流行しやすい季節なのです。さらに、私たちの体温が低下することで免疫力も下がります。
体温が1℃下がると免疫力は30%下がるのです。
①飛沫感染
くしゃみや咳、会話によってとんだ飛沫に含まれる病原体を吸い込むことで感染します
⇒新型コロナウィルス・インフルエンザウィルス・アデノウィルスなど
②接触感染
皮膚や粘膜の直接的な接触、ドアやつり革、スイッチプレートなどの物を介しての接触により感染します
⇒ノロウィルス・ロタウィルス・インフルエンザウィルスなど
③空気感染
くしゃみや咳などで飛んだ飛沫に含まれる病原体が空気中に浮遊し、それを込むことで感染します
⇒麻疹ウィルス(はしか)・結核菌・水痘ウィルス・帯状疱疹ウィルスなど
気温が下がり、空気が乾燥する冬は、様々な感染症が流行しやすい季節です。
寒くなるとどうしても換気がおろそかになってしまいますが、感染症予防のためには「換気」と「加湿」が大切です。
窓の開け方は、部屋の対角線上にある窓を2箇所開けると、空気の通り道ができるので効率的な換気ができます。
窓が一つしなない場合は、窓の両側を10センチずつ開けると、片側だけを開けるよりも空気が通りやすくなります。
できれば30分に1回、5分程度行うと良いでしょう。
風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて「水分補給」も大事な予防策のひとつです。
風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは、乾燥した状態で活発に活動します。
反対に湿度50%以上になると活動が急激に低下します。
水分補給は喉や鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同時に、
侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に排出する作用を助けます。
本当の意味での健康は、肉体的、精神的、および社会的にもすべてが満たされている状態にあることを言います。
小さな対策でも、続けることが大事です