脳のエネルギー源はブドウ糖です。
朝起きたときに頭が「ボーッ」としてしまうのは、寝ている間にブドウ糖が使われて足りなくなってしまうためです。
朝食を食べないと、午前中、からだは動いても頭はボンヤリ、ということになりがちです。
朝食でしっかりブドウ糖を補給しスイッチオン。
脳とからだをしっかり目覚めさせましょう。
朝食を抜くと次のような影響があります。
◆体が重く、だるさや疲労感が残る
◆脳が正常に働かず、めまいや注意力不足、気分の落ち込みなどの症状が出る
◆血圧が上昇しやすくなり、高血圧のリスクが高まる
◆血清コレステロールや中性脂肪の増加を招き、肥満や脂質異常症の原因になる
◆免疫機能が低下したり、血液循環が悪化したりして体調不良を招く
◆睡眠と覚醒のリズムが崩れて、規則正しい生活に支障をきたす
◆便秘になりやすくなる
1.炭水化物
まずは、活動のエネルギーとなる炭水化物を摂ることが大切です。
炭水化物は糖質と食物繊維でできています。糖質は寝ている間に脳や赤血球のエネルギー源として使われます。夕食から翌朝までの間に、肝臓にある糖質が使われ、足りなくなると筋肉のたんぱく質を壊して糖に作り替えて使われます。集中力アップのためにも炭水化物は大切なエネルギー源です。
ご飯やパン、麺、シリアルなどに多く含まれています。
2.たんぱく質
たんぱく質は、筋肉や臓器をつくる栄養素のひとつで、体内時計をリセットする働きもあります。
また免疫力を高める栄養素でもあります。
元気に活動するたっめにも、たんぱく質はしっかりと摂りましょう。
肉や魚、卵、乳製品に多く含まれています。
3.ビタミン・ミネラル
ビタミンCやビタミンD、カルシウム、鉄、マグネシウムなどは、朝食で十分に摂取することが重要です。 これらは免疫力の維持や骨の健康、体内の代謝に関わる役割を果たしています。
野菜、果物、海藻類に多く含まれています。
とはいえ、朝は忙しくパンとコーヒーだけになってしまうこともあるかもしれません。
そんな方は、パンを全粒粉にして、コーヒーに牛乳を入れるだけでも栄養価が上がります。
本当の意味での健康は、肉体的、精神的、および社会的にもすべてが満たされている状態にあることを言います。
朝食は、一日の始まりを知らせてくれるスイッチのような役割をもっています。
一日の始まりに良いスタートを切りましょう🎵