休養は何もひたすら休むことだけではありません。
疲労回復のための休息には2種類のプロセスがあり、心身のメンテナンスにはその両方をバランス良く取り入れることが大切とされています。
①「身体を休めるリラックス休養」
自宅でのんびり音楽を聴いたり、本を読んだり、横になるなどして身体と心を休めることで疲労回復効果が得られます
しかし、これだけではストレス解消には繋がりにくいのです。
②「英気を養うリフレシュ休養」
ストレッチやヨガ、軽いジョギングなどの運動や、ドライブやレジャーに出かける、半身浴などで身体を動かすことで血行を促し疲労物質が排出されますので、疲労回復と精神的な疲れを取り除くことができます。
「お家で1日中横になって休んでいたのに元気になっていない」「あんないいっぱい寝たのに疲れが残っている」 こんな経験はありませんか?
実は、だらだらと長く横になってばかいでいると、かえって疲労感が蓄積され、疲れやだるさ、頭痛などが生じることもあります。
これは、副交感神経優位の時間が長く続くことで心拍・血圧が低下し、疲労物質も体内に残りやすくなるためです。
高度の疲労を自覚したときにはしっかりとからだを休めて回復させなければなりませんが、少し回復した時点で、体を動かすことも大切です。
例えば、ツボを押すだけで「リフレッシュ」になりますし、深呼吸することで「リラックス」できます。
仕事の日も休日も、なるべく同じ時間に起床する 毎日同じ時間に起床することで生活リズムが保たれ、体内時計が狂うことがありません。
平日と同じ時間に起きて朝日を浴び、朝食をとりましょう。
ランニングやウォーキングしながらカフェに向かう 家から1~2kmほどの距離にあるカフェや、飲食スペースのある書店などを探して出掛けてみましょう。
目的地に着いたら昼食を楽しんだり読書をしたりして、ゆっくりと体を休ませます。
岩盤浴・温泉に行く お風呂やサウナで汗を流した後は、休憩所で横になったり、マッサージチェアで体をほぐすなどして身体を休ませます。
本当の意味での健康は、肉体的、精神的、および社会的にもすべてが満たされている状態にあることを言います。
「リフレッシュ」と「リラックス」を上手に使い分けてみましょう。