エース健康通信 10月号 『食欲の秋到来』

健康通信
食欲の秋

 

秋と言えば、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋などいろいろありますが、食欲の秋を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
秋は、主食となるお米のほか、茄子やさつまいも、栗、梨、ブドウ、秋刀魚、鯖など、多くの食材が旬を迎えるため、秋は四季のなかでも特においしいものが多い時期ですので、食欲も湧いてきます。

 

なぜ秋は食欲が湧くのでしょう

 

「セロトニン」という脳内物質は、「精神を安定させる」という役割を持っているのですが、実は「満腹感」を感じさせる作用も持っているのです。
このセロトニンは、日光を浴びると分泌される特徴があるのですが、夏と比べて秋になると日照時間が短くなることで脳内で作られるセロトニンが減少していきます。
夏バテなどで食欲不振になっていた体が、秋になると過ごしやすくなり食欲不振が解消すると同時に、セロトニンの分泌が減り、満腹感を感じにくくなり食欲が増していくのです。

 

 

 

秋太りを防ぐには・・・

 

1.低カロリー食材を選ぶ
満腹にならないと満足できないという場合は、キノコや海藻といった低カロリー食材を多く取り入れましょう
お米や芋類は高カロリーなので、食べ過ぎには注意が必要です

2.炭酸水を飲む
無糖の炭酸水をコップ1杯飲むことでお腹が膨らみ、空腹感を紛らわせることができます
ただし、体を動かす時には炭酸水は向いていません

3.調理法を工夫
ゆでる、焼く、蒸すなどの調理法で油分をカットしましょう
また、野菜などは大きめに切ると、よく噛むことになり、満腹中枢が刺激されやすくなります

4.塩分の代りに「うま味」を使う
お醤油は大さじ1で12カロリー(100gあたり71カロリー)です
かつおぶしやとろろ昆布といった出汁(100gあたり3.1カロリー)を代わりに使うことで調味料もカロリーカットができます

 

 

食べ過ぎた翌日は・・・

 

1.朝起きたら、すぐぬるま湯か水を一杯飲んで、胃腸を動かしましょう
朝食はフルーツや発酵食品を取ってミネラルを補充し、腸内環境を整えましょう

2.昼はなるべく体を動かしてエネルギーを消費しつつ、こまめな水分補給をしましょう
水分が不足してしまうと代謝が落ちてしまいますので、1日に1.5~2リットルの水分を取りましょう

3.夜は炭水化物を控えてタンパク質を多めに摂取しましょう
そして、ゆっくりと入浴して十分な睡眠を取って休息をしましょう

心も体も健康に

 

本当の意味での健康は、肉体的、精神的、および社会的にもすべてが満たされている状態にあることを言います。 

食欲の秋を上手にのりきりましょう。